2008年05月01日

西洋比較演劇研究会5月例会案内

西洋比較演劇研究会 5月例会のご案内

諸事情により通知が直前となってしまいましたが、以下の日程で5月の例会を行います
。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。


日時 5月10日 14:00〜18:00
場所 成城大学 2号館1階大会議室

<西洋比較演劇研究 第7号>掲載論文 合評会
司会 毛利三彌
応答者 各論文執筆者

〔趣意〕
すでにお知らせしましたように、5月の例会では、昨年度の会報に掲載された論文
について、編集長の毛利氏を中心に、各執筆者の方々とともに成果を振り返りたいと
思います。各論考はいずれも、これからの「西洋比較演劇研究」をうらなうに足り
る、まさに気鋭の論集であり、これを機会にぜひ今後への弾みにしたいと存じており
ますので、間際のお知らせで恐縮ですが、ぜひご参加ください。


西洋比較演劇研究会
157-8511東京都世田谷区成城6-1-20
成城大学文芸学部 一之瀬研究室 Fax:03-3482-7740
郵便振替口座番号:00150−2−96887
*過去ログを以下に掲載しております。ご参照ください。
http://comptheat.sakura.ne.jp/

2008年04月26日

西洋比較演劇研究会 昨年度活動報告 訂正とお詫びのお

************************

西洋比較演劇研究会 会員の皆様

ご清祥のことと存じ上げます。さる4月19日(土)に、成城大学にて今年度の総会
をおこない、昨年度報告と今年度計画内容につきましては承認をいただきましたもの
の、昨年度例会報告のなかで一点重要な脱落があることが指摘されました。ご関係の
かたがたにお詫び申し上げます。そこで、本来なら文書をもちまして訂正をお届けす
べきものですが、経費も逼迫するなか、略儀ながらこのような形で訂正のお知らせと
させていただきますことをお許しください。

訂正内容

2007年度「例会の記録」中、6月の「特別例会」部分が脱落していましたので、お詫
びいたしますとともに、改めて訂正版を以下のようにご報告します。なお、数日前に
お手元に届いたはずの「西洋比較演劇研究 第7号」の「例会記録と報告」欄にも、
同様の脱落が生じております。この点につきましても深くお詫びしますとともに、次
号にて訂正を掲載いたします。何とぞご了解くださいませ。

2007年度 例会の記録

4月21日(土) 14時〜18時

場所 成城大学

1 総会 14:00〜16:00

2 講演会と討論 16:00〜18:00

講師 斎藤偕子

講演題目  祭祀 ー儀礼と神話― と演劇

――Ritual<Ceremonial Acts and Myths/Legendary Stories> & Theatre――

5月19日

場所 成城大学

1 研究発表  村井華代 「バリッシュ『反演劇的偏見』の演劇史構築」

2 合評会 報告者 山下純照

 「ボイド真理子『静けさの美学 太田省吾と裸形の演劇』(上智大学出版会 2006
年)を読む」

6月22日(金) 特別例会

場所 大手前大学

テーマ 合評会 

<毛利三彌著『演劇の詩学 劇上演の構造分析』(相田書房、2007年3月刊)をめ
ぐって>

報告  林 公子・井上 優

司会  小田中章浩

7月21日

場所 慶應義塾大学日吉キャンパス

1 研究発表 大橋裕美 「榎本虎彦の劇作法―『アドリエンヌ・ルクヴルール』に
拠る『女歌舞伎』」

2 海外演劇・演劇教育の報告 竹中弥生 「ロンドン滞在報告:ロンドンに於ける
演劇と大学演劇教育の現状」

9月22日

会場 大阪市立大学文学部

1 研究発表  坂井隆 「「キャンプ」の活用術――Tennessee Williamsの場合」

2 研究発表 青野智子 「リージョナルシアターとアメリカ地域社会:アリーナ・
ステージの立地を中心に」

12月8日(土)

場所 成城大学

1 研究発表 萩原 健 「集団の声、集団の身体〜1920・30年代の日本とドイツに
おけるアジプロ演劇」

2 研究発表 平田栄一朗 「終焉の演劇――クリストフ・マルターラー演出の『三
人姉妹』」

2008年1月26日(土)

場所 成城大学

1 研究発表 関根裕子 「松居松葉による『エレクトラ』日本初演−ホフマンス
タールの期待と現実−」

2 研究発表 浦野 進 「尾崎宏次論序説 〜新劇批評史構築のために〜」 


西洋比較演劇研究会
157-8511東京都世田谷区成城6-1-20
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2008年03月29日

西洋比較演劇研究会 4 月例会のお知らせ

西洋比較演劇研究会 2008年度総会・4月例会のご案内

日時 4月19日(土) 午後2時〜6時

場所 成城大学 3号館3階大会議室

1 総会 14:00〜15:00

2 例会 討論「2007年度の成果をふりかえる」 15:10〜18:00

  ―― 『演劇論の変貌』(論創社)『演劇学論集』45号(日本演劇学会紀要)に
ついて

 毛利三彌(司会) 

 山下純照(問題提起)

内容

前半の総会では、例年通り、昨年度の活動報告と会計報告をおこない、また新年度の活
動計画と予算計画などを審議します。年に一度の総会ですので、ぜひご参会くださいま
すよう。後半では、例年は会員を講師として講演会をもってきましたが、今回は新しい
試みとして、表題のように昨年度の研究成果を「検証」し、今後への弾みにしたいと思
います。お手持ちの『演劇論の変貌』および『演劇学論集』45号をご持参ください。な
お、『西洋比較演劇研究会会報』をテーマとするふりかえりの機会を続編で5月に予定
しております。

なお、『演劇論の変貌』の購入は研究会で扱っています。2割引2000円です。
メール(morimit@seijo.ac.jp)またはFax(03-3482-7740)で研究会までお申し込み
ください。

西洋比較演劇研究会157-8511東京都世田谷区成城6-1-20
成城大学文芸学部 一之瀬研究室 Fax:03-3482-7740
郵便振替口座番号:00150−2−96887


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2008年03月27日

回覧:文学座公演について

会員の佐野語郎さんより、以下の公演案内の回覧以来がありましたのでお知らせします。
(以下貼り付け)

西洋比較演劇研究会の皆様へ

会員の佐野語郎です。
長年交流のある文学座企画事業部から、「文学座アトリエの会公演」への<西洋比較演
劇研究会会員・特別優待>の申し出がありました。

ぜひご観劇くださるようお願い申し上げます。
文学座からのご案内を「添付」をしましたので、ご参照ください。
ケータイ受信の方には、少し長くなりますが、以下、貼り付けました。

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日本演劇学会

西洋比較演劇研究会会員の皆様へ

文学座4月アトリエの会

『 ダウトDOUBT-疑いをめぐる寓話- 』

作/ジョン・パトリック・シャンリィ 訳/鈴木小百合 井澤眞知子

 演出/望月 純吉

文学座では2008年アトリエの会として4月『ダウト』(作/ジョン・パトリック
・シャンリィ 演出/望月純吉)9月『ミセス・サヴェッジ』(作/ジョン・パトリッ
ク 演出/上村聡史)12月『日陰者に照る月』(作/ユージン・オニール 演出/西川信廣)という3本のアメリカ近現代の戯曲を上演することになりました。これら3本はアトリエに隣接する稽古場の建て替えに伴い、武蔵野文化事業団との共催により吉祥寺シアターにて上演いたします。

その第一弾として4月12日(土)~22日(火)まで『ダウトDOUBT-疑いをめぐる寓話-』を上演いたします。この作品はニューヨークのマンハッタン・シアター・クラブで2004年秋に初演されて評判になり、ブロードウェイのウォルター・カー劇場に移ってロングラン、その後2005年トニー賞最優秀作品賞とピュリッツァー賞をW受賞、作家自らの脚本・監督によりメリル・ストリープ主演での映画化も決定した話題作の日本初演となります。ジョン・パトリック・シャンリィ脚本による『月の輝く夜に』はアカデミー賞脚本賞を受賞しています。

そこで日本演劇学会西洋比較演劇研究会会員の皆様に、文学座アトリエの会での『ダウトDOUBT-疑いをめぐる寓話-』を始めとするアメリカ演劇3作品上演をご覧いただきたくご案内申し上げます。
公演情報につきましてはhttp://www.bungakuza.comをご覧下さい。
そして西洋比較演劇研究会の皆さまには前売り4,000円 のところ3,800円とさせていただきます。

【 お申し込み方法 】

フリーダイヤル 0120-481034(シバイヲミヨー)(10:00~17:30/日・祝日
を除く)(お申し込みの際、「日本演劇学会西洋比較演劇研究会会員」である旨、お申
し出ください。 )

文学座  企画事業部

〒160-0016 東京都新宿区信濃町10 

TEL03-3351-7265 FAX03-3353-3567伊藤正道、最首志麻子

2008年03月06日

回覧:新作能『リア王』について

会員の上田邦義さんより、ご自身の関わっておられます新作能『リア王』に関しての情
報の回覧依頼がありましたのでお知らせします。詳細は以下に貼り付けておりますが、
添付もあわせてご覧ください。

(以下貼り付け)
 足立禮子 シテ(コーディーリア)
二〇〇八年五月十日(土)午後一時開演(十二時半開場) 
    セルリアンタワー能楽堂(JR渋谷駅南口より徒歩五分)
再演 新作『能・リア王』上田邦義作 
                   足立禮子・鈴木啓吾 作補

シェイクスピアの創造した最も美しい神秘的な女性コーディーリア姫を、
現役最長老の女流能楽師、足立禮子(観世流、八三)が演じる。
ツレ(リア王)遠藤喜久、(侍女)新井麻衣子、地頭 鈴木啓吾

「万全の安心感」「能の位」「豊かな時間がここにある」馬場あき子

娘たちの裏切りに始まるリア王の苦悩を描きながら、主人公をリア王から三女コーディ
ーリア姫に移し、その孝心と女性の美徳と超自然性をテーマにした新作能。
「わが唇(くちびる)に霊気宿り。この接吻(くちづけ)が。父上の無惨なる傷を癒しませ
」コーディーリア

「かつて少なからず能楽鑑賞に出かけた中で、これほど感動したことはなかった。純粋
なコーディーリアの心に、リア王の真心が、この世の最終点とあの世の出発点で一つに
結ばれたことへの感動であったのだと思う」 遠藤光(実践女子大名誉教授)

「一期一会の、勿体ないような瞬時の至芸。そこにはもう言葉はなく、父と娘の美しい
心の融合、東西文化の見事な融合。言葉を越えた能の美学は、台本を読んだだけでは見
えてこない。この日の舞台を見た観客のみが共有できる世界で、それが舞台芸術の真髄
であり、宿命でもある」 荒井良雄(駒沢大学名誉教授)

「これまでの上田(宗方)氏の能シェイクスピアの中で、一曲の能として最もすぐれた
作品になった。成功の大きな理由は、『リア王』の最終幕を複式能に構成し、シテをリ
アではなく、コーディーリアにしたことにある」 岡本靖正(東京学芸大学前学長)

「『能・リア王』は、まさにシェイクスピア作品を下敷きにした上田氏の創作能といえ
るだろう。長大な原作の内容をアイの道化師を上手に使って要領よくまとめたのは見事
である」 堀上 謙(能評家)

The choice of costumes and masks was very effective. Madam Adachi’s performa
nce was next to magical as the mask came to life. The music, the dance, the p
roduction was superb. This is my second Shakespearean Noh after seeing Cleopa
tra.  (A.J.C., Saitama Prefecture)

「いくつになっても新しい試みをしていくことは、能楽師の使命であり、喜びであると
思います」 足立禮子

「この世の正義は権力者や金持ちが。貧者弱者を抑圧する道具に過ぎぬか」リア王
「目の見えし時はつまずきて。見えぬ今は見えたりや」 リア王

当日番組。  解説:上田邦義
仕舞五番 高砂   小島英明
清経クセ 鈴木啓吾
半蔀クセ 杉澤陽子
鐵輪   森 寿子
鵜飼キリ 奥川恒治 
狂言『素袍落』   山本則直、山本則俊、山本則重

入場料  指定席 S:6000 A:5000  
自由席 B:4000  学生2500

問合せ先
(公演) Tel: 0557‐82‐1411(上田)
           E-mail: ueda@gssc.nihon-u.ac.jp (Ueda)
    (チケット)Tel: 042‐644‐6813(菊地)
E-mail: 2001c03@gssc.nihon-u.ac.jp (Kikuchi)
    (会場)セルリアンタワー能楽堂
         渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー内
          Tel: 03-3477-6412

主催「花の会」足立禮子
協賛「国際融合文化学会」
  「英語能シェイクスピア研究会」
URL: http://atlantic.gssc.nihon-u.ac.jp/~ISHCC/
                (カラーポスター掲載あり)

なお、以下ご本人よりの追伸です;
『能・リア王』再演に、駐日フランス大使一行三名が見えられるとの知らせが
入りましたので、フランス語に堪能の方は是非お出でください。
先月就任された新大使は、哲学・文藝がご専攻のようです。
以上、ご案内よろしくお願い申し上げます。 
      

回覧:レイモンド・ウィリアムズ シンポジウム

会員の大貫隆史さんより、3月22日(土)に、日本女子大学にて開かれるレイモンド
・ウィリアムズ(Raymond Williams, 1921-88)のシンポジウムの回覧依頼がありまし
たので、お知らせします。なお、添付文書がございますが、携帯電話で受信して読めな
い方は、下記のURLをご参照くださいますようお願いします。
(http://www010.upp.so-net.ne.jp/rododaktulos/RWsynposium22Mar08.html)
(以下貼り付け)
日本女子大学文学部学術交流研究会
       シンポジウム
    批評としての経験/経験としての批評
       ―レイモンド・ウィリアムズとの出会い―
                        
               没後20年、ウィリアムズの批評/実践を検証する  
報告者:
 遠藤 不比人(首都大学東京 准教授)

     共同体とエロス/死――レイモンド・ウィリアムズの行間を読む
 大貫 隆史(釧路公立大学 准教授)
   _Modern Tragedy_再考
――レイモンド・ウィリアムズと有機体性、全体性、そして経験の問題

 河野 真太郎(京都ノートルダム女子大学 専任講師)
     移動と近代の〈経験〉──レイモンド・ウィリアムズの批評と実践

ディスカッサント:
 鈴木 英明(山脇学園短期大学 准教授) 
司会:
 川端 康雄(日本女子大学 教授)

日時:2008年3月22日(土)午後1時30分より
会場:日本女子大学目白キャンパス 新泉山館2階会議室


各報告の梗概

共同体とエロス/死
――レイモンド・ウィリアムズの行間を読む――
遠藤 不比人

 The Country and the City (1973) の21章 "Surviving Countrymen" においてウィリ
アムズは、D・H・ロレンスやT・F・ポウイスらの田園小説において大地に過剰な性的意
味が付与される――たとえばploughing がsex として表象されるような――文学表現を
the rural-sexual metaphors と呼び、それを the true Georgian mode の重要な一要
素と見做しながら、そこに潜在するイデオロギー的な可能性として a militant reside
nt Toryism ないしは fascism との親和性を仄めかしている。断片的な示唆ではあるが
この極めて興味深いウィリアムズの洞察を「大戦間」の共同体の問題として再考してみ
たい。具体的な作業としては、同時代の共同体と「エロス=死」という問題系を思考し
たウィリアム・エムプソン、彼に言及しながら共同体と「死の欲動」という視点を提出
したリンジィ・ストウンブリッジの議論を踏まえつつ、ウィリアムズの共同体論が蔵す
る批評的な可能性/アクチュアリティを彼の鍵語たる「経験」という問題に即して模索
する。

Modern Tragedy_再考
――レイモンド・ウィリアムズと有機体性、全体性、そして経験の問題――
大貫 隆史

 レイモンド・ウィリアムズ再評価の流れが本格化しつつある。ただし、ウィリアムズ
の演劇論をどのように評価するのか、という作業はいまだ不十分なように思われる。な
かでも、フランク・カーモード、テリー・イーグルトンらによって厳しい批判が加えら
れてきた_Modern Tragedy_(1966)は、1960年代前半におけるウィリアムズの仕事の集大
成といえる位置づけをもちながらも、本格的な分析がなされていない著作といってよい
ものである。 
しかし、ウィリアムズを「発見」しつつある潮流のひとつに、モダニティ再考という
流れがあることを考えるとき、_“Modern” Tragedy_という書物のもつ意味は大きい。
これを踏まえ、同書第一部を主たる考察対象とする本報告では、モダニティに対する彼
の独特な視線を考察するための準備作業を進めていきたい。 
Modern Tragedy_に見出されるモダニティとは、どのようなものなのか? これを解明
していくための手がかりは、ひとまず、小説ではなく「悲劇」というジャンルが焦点化
されている点にある。ジェルジ・ルカーチとは異なり、「叙事詩」ではなく「ギリシア
悲劇」がその出発点になっていることが、本報告においては重要な論点となるだろう。
そして、この特異性を論じつつ、近年非常に悪名たかい「有機体性organicism」、「全
体性wholeness」、「経験experience」という概念が、彼のモダニティへの視線におい
て、いかなる意味をもっているのか、あわせて解明していきたい。


移動と近代の〈経験〉
──レイモンド・ウィリアムズの批評と実践――
河野 真太郎

 本報告では、『英語青年』(2006年4月号)に寄せた記事(「田舎者の英文学――レ
イモンド・ウィリアムズと都市文化」)を発展させる形で、ウィリアムズにおける「経
験」という用語の批評的/歴史的意義を考察しつつ、『文化と社会』から『田舎と都会
』、そして「メトロポリス的知覚」論文にいたるウィリアムズの批評を、「経験experi
ence」と「移動mobility」という用語を軸に考察したい。「経験」は、先行世代の批評
家(リチャーズ、リーヴィス、ウィリアム・エンプソン)との緊張関係を刻印すると同
時に、ウィリアムズの唯物論(「文化と社会」を分離する抽象化を拒む、一元論的唯物
論)の鍵用語とみなせる。「移動」とは地理的移動であると同時に、社会的/階級的/文
化的移動でもあり、ウィリアムズにおいて移動は数ある批評テーマのうちのひとつでは
なく、近代を考える上で規範的重要性をもつテーマであった。これら二つの用語が織り
なすウィリアムズの批評地図を(できれば彼の小説作品にも触れつつ)あぶり出すこと
によって、ウィリアムズの現代的意義を考察したい。


問合先: 川端 康雄 ykawabata@fc.jwu.ac.jp

2008年03月02日

西洋比較演劇研究会回覧:身体医文化研究会ワークショップのお知らせ

会員の小菅隼人さんより以下の催しの回覧依頼がありましたのでお知らせします。

(以下本文)
直前のご案内で申し訳ありませんが、以下の要領でワークショップを行います。ご都合
がつきましたら是非お出かけ下さい。我らの研究会のホープである井上優さんも出られ
ます。

身体医文化論研究会(BMC)ワークショップ「老いと文化」NO.2
(2007年3月3・4日;慶應義塾大学日吉キャンパス)

【趣旨】我々の生命は,生まれた瞬間から腐敗を開始します.そして,生命の衰弱体と
しての「老い」の向こうには,「一度境を越えたものは二度と戻れぬ未知の世界」(ハ
ムレット)である「死」が広がっています.我々は不可逆的に死に近づいてゆく時の流
れに「恐れと慄き」を感じ,そこに向かって朽ち果てていく肉体の衰えと醜さを嫌悪し
,嘆き,そして絶望しつつ,必死にそれに抗おうとします.しかし,一方,「老い」は
,時や記憶や死をも織り込んだ肉体としての“重みと凄み”を実現して存在しています
.舞踏家土方巽の言葉を援用すれば,我々は,そこに,「命がけで突っ立っている死体
」としての生命のあり方を実感し,究極の美と聖性を見出します.
身体医文化論研究会は,前年のワークショップを踏まえ,さらに「老い」についての考
察を積み重ねます.今回のワークショップでは,老年学,医学史,演劇学,文学の面か
ら,「老い」とどのように向き合い,「老い」をどのように解釈し,「老い」をどのよ
うに表現するかと問題について,文化の中での「老い」を考える視点を探るべく,専門
研究者の報告を聴き,ディスカッションを行います.
1日目最後には,英文学研究の泰斗である小野寺健先生を交えてパネル鼎談を行います
.2日目は,小川紳介のドキュメンタリー映画『1000年刻みの日時計』(1986年)を題
材に,老いの表象を演劇美学の面から考察すべく,日本を代表する写真家である内藤正
敏先生を迎え,パネル対談を行います.ここでは,肉体の老いということと合わせて,
社会の中での老いの存在と営み,芸術表現としての「老い」にまで議論が及ぶはずです
.ご参加をお待ちしています.

■ 3月3日(月)来往舎2階大会議室
〈研究報告会&パネル鼎談:老いと文化〉
時間講師(所属)キーワード
13:00-13:15趣旨説明
13:15-14:15高山緑(慶應義塾大学)ライフサイクル,老いの受容,生涯発達
14:15-15:15原葉子(お茶の水女子大学)ドイツ,19世紀,閉経
15:15-15:45コーヒーブレイク
15:45-16:45井上優(日本橋学館大学)俳優,記憶,虚構的身体
16:45-18:15まとめのセッション小野寺健(横浜市立大学名誉教授)原田範行(杏林
大学)武藤浩
史(慶應義塾大学)〈司会〉

■ 3月4日(火)来往舎シンポジウムスペース
〈研究上映会&パネル対談:土方巽舞踏大解剖〉
時間内容
10:30-10:45趣旨説明
10:45-12:45『1000年刻みの日時計:牧野村物語』(監督:小川紳介,1986年)紹介
(前半)
12:45-14:15ランチ
14:15-16:15『1000年刻みの日時計:牧野村物語』紹介(後半)
16:15-16:30休憩
16:30-17:45パネル・ディスカッション内藤正敏(写真家,東北芸術工科大学)×森
下隆,小菅隼人〈司会〉
17:45-18:00閉会小菅隼人


入場無料,予約不要
問い合わせ:小菅隼人(慶應義塾大学理工学部教授)慶應義塾大学日吉キャンパス来往
舎722研究室
hkosuge@hc.cc.keio.ac.jp
この研究会の開催には慶應義塾大学学事振興資金の援助を受けています。
(主催)身体医文化論研究会(BMC)
(協力)慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC)プロジェク
ト「ポートフ
ォリオBUTOH」



2008年02月08日

西洋比較演劇研究会回覧 :ロシア国立舞台アカデミー学長講演

会員の武田清さんより以下の情報の回覧依頼がありましたので、お知らせします。

●文化庁の助成を受けて、GITIS(ロシア国立舞台芸術アカデミー)のマリー
ナ・フリメニツカヤ学長が急遽来日します。同大(GITIS)は、モスクワにあるロ
シア最大の総合演劇大学として知られ、数多くの名優・演出家を輩出してきたとこ
ろです。現ロシア文化大臣も同校の出身です。もちろん同学長の来日は今回が初め
て。今回の講演は、同大と緊密な関係を保ってきた当「日露演劇会議」にとっても
記念すべきものになると思います。ついては、ロシア演劇、演劇教育に関心を持つ
皆さんの積極的なご参加をお待ちしております。

参加希望者は、会場準備の都合もありますので、どうかお早めに日露演劇会議事務
局までメールにてご連絡下さるようお願いいたします。

演題:ロシア演劇とGITIS(仮題)
会場:淑徳大学池袋サテライト・キャンパス(池袋北口徒歩5分。グリーン大通り
MYT第2ビル7階)
電話:03−5979−7061
日時:2月19日午後4時から6時まで
参加費:1000円

●懇親会 なお、講演終了後、同会場地下のライオンにて懇親会を行います。懇親
会参加希望者は、その旨、日露事務局までご連絡下さい。

=================
日露演劇会議事務局
電話&FAX:045−941−0283
携帯:090−1505−6887
E-mail:mu-1@pj8.so-net.ne.jp
http://www012.upp.so-net.ne.jp/freebie/
=================

西洋比較演劇研究会
157-8511東京都世田谷区成城6-1-20
成城大学文芸学部 一之瀬研究室 Fax:03-3482-7740
郵便振替口座番号:00150−2−96887
*過去ログを以下に掲載しております。ご参照ください。
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2008年01月06日

西洋比較演劇研究会 1 月例会のお知らせ

西洋比較演劇研究会 1月例会のお知らせ

新年の、そして今年度最後の例会になります。寒さの中ご参加くださいますようお願い
いたします。
なお終了後、ささやかでありますが、新年の懇親会を予定しております。

日時 2008年1月26日(土)  午後2時〜6時
場所 成城大学 7号館731教室

1 研究発表
関根裕子 「松居松葉による『エレクトラ』日本初演−ホフマンスタールの期待と現実
−」

2 研究発表
浦野 進 「尾崎宏次論序説 〜新劇批評史構築のために〜」 


1 関根氏発表要旨
フーゴー・フォン・ホフマンスタールの『エレクトラ』(戯曲版)は、1913年10月帝国劇
場で、松居松葉率いる公衆劇団によって、日本で初めて上演されてい
る。イタリア人舞踊家ヴィットーリオ・ローシーが演技指導し、女形の河合武雄がエレ
クトラを演じたこの講演について、後の演劇史では否定的な意見が多くみられる。たし
かに内容の技術的な水準が低かったことは否めない。しかし近年、この『エレクトラ』
公演の前後に交わされた松葉や森鴎外とホフマンスタールとの往復書簡の全体像の解明
に努めてきた筆者は、当時の演劇雑誌などに掲載された本公演をめぐる論争の調査を通
じて、この公演の演劇界に巻き起こしたセンセーションの大きさに驚いている。
本発表では、日本や日本人の身体表現に高い関心を持っていたホフマンスタールの「オ
リエンタル」な『エレクトラ』日本公演への期待に対して、日本側がどのような反応を
したかについて、とりわけ「エレクトラの踊り」に着目して、報告する。ローシーの指
導下、女形の演じた、この奇妙な『エレクトラ』をめぐる論争や書簡からは、当時の演
劇界の混乱ぶりが見えてくるだけでなく、ジャポニズムに代表される西洋側の文化危機
意識も視野に入れることで、東西双方の「未知なるものの演出」という皮肉な平行線に
よるずれが見えてくるのである。

プロフィール(せきね ゆうこ):国立音楽大学卒、高校の音楽科教員を経て、ドイツ
文学に転向。1996〜98年ウィーン大学留学、1999年筑波大学大学院(博
士課程)単位取得退学。現在、早稲田大学、明治大学等で非常勤講師、ドイツ語・音楽
文化史を教える。「新出 鴎外のホフマンスタール宛書簡」岩波書店『文学』。

2 浦野氏発表要旨
演劇批評家・尾崎 宏次(1914〜99)は、東京外国語学校ドイツ語科を1937
年卒業後、「都新聞」(後に東京新聞と改称)に入社、文化部で芸能欄を担当、応召し
て南方戦線で従軍、戦後復員して復職、芸能記事の取材活動の傍ら、(お)という署名
で主として新劇の劇評を執筆した。1954年退社後は「読売新聞」の新劇評を担当し
たほか、フリーの演劇批評家として健筆を振るった。1950年代初頭から60年代末
まで、新劇の批評家として最も大きな影響力を持ち、指導的な立場にあったといえるだ
ろう。それは1930年代半ばから、新協劇団・新築地劇団・文学座などの舞台を観続
けて来た体験に裏打ちされた批評精神であり、基本的にはいわゆる新劇運動の擁護者の
立場にあったのだが、一方では教条的な硬直した舞台と、真に創造的な創作活動とを峻
別する柔軟な感受性の持ち主でもあった。その一例が、戦前『火山灰地』というリアリ
ズム演劇の一つの頂点を極めた作品を作り上げた久保 栄が、戦後は『日本の気象』な
どにおいて、明らかに後退した作品をしか生み出せなかったことを鋭く批判した尾崎に
対して、「(お)の字のやつが……」といたずらに感情的な反発をパンフレットで吐き
出した久保の反応などが印象的であった。
 1960年代後半以降のいわゆるアングラ演劇、その延長線上にある小劇場運動には
、一定の理解は示しつつも一線を画す立場をとった。その意味で尾崎はあくまで新劇の
時代の演劇批評家であり、時代的な限界はまぬかれない。宇野 重吉、木下 順二とは
同年生まれのせいもあり、同志的な連帯感によって結ばれていた。宇野の劇団指導者・
演出家としての仕事と、木下の劇作の最もよき理解者であり、後援者であった。ドイツ
語を学んだため、ドイツ演劇に関わる翻訳・紹介が多いが、晩年は中国演劇に深い関心
を寄せ、度々中国を訪れ、オペラ『夕鶴』の中国公演、昆曲『夕鶴』の日本公演の実現
に尽力した。
 戦前の新劇運動を引き継ぎながら、敗戦後50年代、60年代の新劇を一つの演劇運
動として明確に位置づけ、評価するためには、実践者の身近にあってそれを見つめ続け
てきた批評家・尾崎宏次の軌跡を跡付けることが必要であろうと考える。
 発表者は学生時代、尾崎の新聞劇評に疑問を呈する手紙を送ったところ、丁寧な返事
をもらい、それ以来面識を得て、親交を深め、さまざまな面で教示を受けることが多か
った。後年、NHKの劇場中継番組を担当し、毎月の「演劇時評」そのほかで仕事上の
かかわりも持つことになった。
 演劇批評史研究は、上演史研究以上に確立することの困難なジャンルであろう。基本
的な一次資料の収集すら難しい。しかしそれだけに例えば戦後期の整理を今行なってお
かないといけないのではないか。今回の発表は年譜・書誌等の基礎作業から出発する、
第一段階のものとなるだろう。

プロフィール(うらの すすむ):元NHKディレクター(主としてテレビドラマ、劇
場中継番組)。元桐蔭メモリアルホール企画プロデューサー。19世紀フランス・ロマ
ン派演劇、19世紀フランス文学とロシア文学の交流関係を研究。評論に「タタミ的演
劇論」(『悲劇喜劇』所収)、「プロスペール・メリメとロシア」(『個性』連載中)
など。著書に『アジアの民芸』(日本放送出版協会、共著)。翻訳に『戯曲・三銃士』
(アレクサンドル・デュマ作、劇団俳小公演台本)、『ドイツ電撃戦』、『ロンメル対
モントゴメリー』(ともに《ライフ第二次世界大戦史》のうち)など。主な演出作品に
テレビドラマ『らっこの金さん』(水木洋子作、芸術祭優秀賞受賞)、連続テレビ小説
『旅路』、『開化探偵帳』、『鞍馬天狗』など。

西洋比較演劇研究会157-8511東京都世田谷区成城6-1-20
成城大学文芸学部 一之瀬研究室 Fax:03-3482-7740
郵便振替口座番号:00150−2−96887


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*過去ログを以下に掲載しております。ご参照ください。
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2007年11月30日

西洋比較演劇研究会次回例会会場のお知らせ

会員の皆様。

先日例会情報をお知らせしましたが、会場となる教室が未定のままでした。以下の教室
に決まりましたので、改めてお知らせします。

成城大学 7号館 731教室

正門よりはいって、右手奥の建物が7号館となります。わからないようでしたら、正門
脇の守衛さんに聞いていただきたく存じます。

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